如月十五夜。風もなく冷たさも無い夜だけど、朧月夜と呼ぶには、未だ早い? 絹のヴェールに包まれた満月が、庭の木蓮を青白く照らしだしてゐる。 序 詩の表現の目的は單に情調のための情調を表現することではない。幻覺のための幻覺を描くことでもない。同時…
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