2008-03-22から1日間の記事一覧

月に吠ゑるもの

如月十五夜。風もなく冷たさも無い夜だけど、朧月夜と呼ぶには、未だ早い? 絹のヴェールに包まれた満月が、庭の木蓮を青白く照らしだしてゐる。 序 詩の表現の目的は單に情調のための情調を表現することではない。幻覺のための幻覺を描くことでもない。同時…