2007-08-23から1日間の記事一覧

塵埃記(水玉編)

やうやうの雨、気紛れに来て、時に激しく大地を潤し、枯れかかった樹木に生気を蘇らす。人間様も既に当の昔に干涸らびてしまって、今更の雨とはわかってゐても猶、嬉しき哉。 遠雷がいつしか雷雨となって、慈雨の如く、法雨の如く降り注ぐ。でもしかし、人体…