美しい夜明け。無人の街。明瞭な風景。寝不足の我輩を迎へてくれたのは、狂ひ咲いた深紅の薔薇と淡き桃色の睡蓮1輪。鍵は無いが、きちんと閉めておいた玄関の扉が少し開いてゐて、何者かが覗きたりける痕跡有り。常なること故、今更騒がず。 郵便受けには7…
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