冬を遣り 春呼ぶ人が 夢の跡
舊暦正月十四日
午前三時の夜儺追ひ神事
最早意識朦朧状態となった神男の出殿
愈々祭りの本幹である夜儺追ひ神事の開始@廳舎
松明に導かれて神官や樂師、神男が到来
これ以上無いほど執拗に廳舎の中のあらゆるものや者を徹底的に祓ひ清める
神職の手渡しで神籬前に供物を運ぶ
廳舎を照らす灯り
神事終盤 神男の背負ふ土餅に突き刺された人形のコヨリに火が付けられる
いつのまにか桃の礫が用意されてゐる
神職の鳴らす鐵鈴に追ひ立てられた神男に礫が投げつけられ、神男は境内外に去って仕舞った
榊と竹で荘厳された廳舎外壁
宇宙樹と化した神籬(中央)と土餅の秘蔵された祠(左)
神事の終はる頃、西の空には十四日月が
火焔太鼓もお片付け
無人と化した儺追殿
裸男の夢の跡
儺追ひ・・・其の深層古層を知るだに身の毛もよだつ思ひするらむ