水無月満月またはTurangalîlaの輝きについて


 
 

 
 

 
 

 
今宵満月を迎へ
友の一人は遠き天竺に旅立ち*1
山上の墳墓は四十年前の封印に達した
心を解き放てば意識は時空を自由に往来できるものなのだよ
古(いにしへ)の手業の再現は難しいが
いずれも人の手と無償の情熱の産物である以上
読解や再現は可能なはず
さう先づは
満月の光を全身に浴びることから始めやうではないか
古の心と技を思ひ起こすため
我が体内の古代情緒を再起動させるため