夜の帳(とばり)と静寂(しじま)


 
 

 
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オレ様は中国だゾ!「裏付けのない正当性を繰り返す」国柄
2011.11.6 09:10 産経ニュースからの引用
 

 気が荒くて喧嘩早いだけでなく、図体が大きく腕力が強い。しかも、自らは文化程度が高いと鼻高々なのだが、実体は野卑で傲岸無礼。他人名義の無住の家屋を次々に窃取・接収し、既得権をタテに居座る。

 一方の当方は、高い知能を持ちながら、家訓によって喧嘩は御法度。もっとも、優しい・謙虚というより臆病で口喧嘩も不得手。強者にへつらうばかり。

 人間付き合いでも、こんながご近所関係だったら悲惨この上ない。警察・裁判沙汰にするか、引っ越すしか手立てなどない。

 ただし「嫌な奴」が隣の大国だったら、国連や国際司法裁判所に提訴しても、自国が世界の中心であり、国際法それ自体だと信じて疑わないから、国際機関の決議・勧告を無視することなど気にも留めない。まして、独立国家は引っ越すわけにもいかぬ。
 
裏付けのない正当性

 ところで、上海東部の浦東国際空港に着陸予定だったカタール航空機が8月、豪雨で着陸出来ず1時間余り旋回。燃料が減ったため50キロ離れた紅橋国際空港への緊急着陸を求めた。残りの燃料は5分間分で緊急サインを発信した。にもかかわらず、同じ空域を飛行中の中国・吉祥航空機が、管制塔の待機指示を4度も拒絶し「順番は譲らない」「こちらは4分の量しかない」と我を通した。結果的に、カタール機が折れ、吉祥機の次に着陸した。その際、両機は衝突の危機に直面した、という。ところが、着陸後の調査で、吉祥機には1時間分の燃料が残っていた。虚偽申告だったのだ。驚くべきことに実話である。

 日本と中国の国柄の最大の違いは、日本が「意味のない反省を繰り返す」のに対して、中国は「裏付けのない正当性を繰り返す」点にある。
 中国が3月末、2年ぶりに発表した国防白書は典型だった。東・南シナ海の海洋権益保護を主要軍事目標・任務と位置付け、海軍の能力や装備をさらに拡大・強化する決意を鮮明にした。その上で「中国の国防政策は本質的に防御的」などと主張。さらに、その国防政策は「中国発展の道筋/根本任務/対外政策/歴史・文化・伝統」により決定付けられる、とする。
 
日本の防衛白書には難癖

 「発展の道筋」とは「中国は平和発展の道を歩み、対内的に社会主義の『和諧社会』を、対外的には平和共栄の『和諧世界』の実現を目指す」こと。「和諧」とは調和を意味する。

 「根本任務」とは「改革開放を推進し、社会主義の現代化を進める」こと。

 「対外政策」とは「独立自主の平和外交政策」のこと。

 「歴史・文化・伝統」には「和を以って貴しとする理念/戦略上は攻撃を受けてから反撃する/いかに発展しても永遠に覇を称えず、軍事的拡張をしない」と力説している。

 一方、アジア太平洋情勢には「領土と海洋権益をめぐる争いが高まっている」と人ごとのように分析した。東・南シナ海で、領海や排他的経済水域EEZに違法侵入し、緊張を高めているのは中国なのにだ。 

 ここまで自己を正当化されると、不快を通り越して笑える。しかし、笑ってばかりもいられない。自国の国防白書には限度なく甘い中国だが、日本の防衛白書には異常なほど難癖をつけ、挑みかかって来る。

 防衛白書は中国情勢につき「貿易不均衡や人権問題などをめぐる他国との摩擦、周辺諸国との利害対立をめぐる高圧的とも指摘される対応など、今後の方向性について不安を抱かせる面も」と表現した。例年より強い表現だとの指摘もあるがそれでも尚、不必要な遠慮が過ぎる。だのに、中国外務省の馬朝旭・報道官は声高に反論した。
 
「待っていた時」をつかむ

 「無責任な論評だ。強い不満を表明する/中国は平和発展路線を堅持している/いかななる国に対しても脅威にならない」

 揚げ句は「日本が真摯に自国の国防政策を反省することを希望する」ときた。そもそも「平和路線」か「脅威」かは、自国が判断することではなく、他国がどう感ずるかだ。シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(6月)では、30カ国から参加した閣僚を含む政府関係者や専門家から講演者の米国防長官に、あふれんばかりの質問が出た。それを聴けば、中国を明らかに「脅威」と感じている実体が完全に納得できる。いわく−

 「中国軍による米軍への接近拒否は、台湾侵攻時に最も懸念されるが、対処できるのか」

 「中国によるサイバー攻撃に対抗できるのか」

 各国の中華帝国への不信や反発は、今や「恐怖」と呼んでも差し支えない域まで高まっている。どこまでも上から目線。かつての最高実力者トウ小平(1904〜97年)が主唱した、頭を下げる低姿勢外交「韜光養晦」は一体、何だったのか。その答えは、李鵬元首相(83)の言葉に凝縮されている。

 「屈辱に耐え、実力を隠し、時を待つ」

 「待っていた時」をつかみ始めた中国だが、白書を出した際、爪を隠して白々しくもこうコメントした。

 「白書を通して国際社会の信頼と協力を高めたい」

 無理です。(九州総局長 野口裕之
 

 
筆者は産経系の中でもかなりの鷹派で知られる人物なので、表現はやや過激ではあるが、中国の本質を直感的によく捕らえてゐる。
確かに、「中国」は偉大で尊大で不遜で不敵ある。言語構造を改めて指摘するまでもなく、基本的な思考はデジタル=数字的なのだ。
但是、其の数値は電脳計算機的な「零と壱」ではなく、「零と千」くらいの振幅が有るだけのことなのだ。基本的に大陸に「中庸」は存在しない。白と黒の中間に至福の心地良さを感じる我が邦の人民とは、まさに似て非なるもの。
日本列島に蟠踞せし倭人は、此の大陸系中華民族と少なくとも数千年の付き合ひが有るにも拘はらず、強かな本質を把握してゐない。彼らとうわべだけの付き合ひに意味の無いことは、何度も何度も思ひ知らされてきたではないか。
 

 
上海で「援助交際」摘発 原因は日本の「腐敗文化」?
2011.12.3 18:00 (産経ニュース「海外事件簿」より)
 

 
 中国の上海で11月上旬、売春をしていた中高生少女ら20人が一斉に摘発されたことが報じられた。地元検察官は「日本、台湾などの腐敗文化の影響を受けた『援助交際』だ」と指摘。波紋は中国各地に広がり、メディアには「日本による文化侵略」などと日本に責任を転嫁する論調が飛び出した。だが、事件の背景には、急速な経済発展で中国社会に生じた深刻なひずみがありそうだ。(田中靖人) 
 
大規模摘発
 中国国営新華社通信(電子版)が11月6日、上海の地元紙、新民晩報が報じた「特大事件」のスクープを転載したところによると、上海の地元検察当局が「最近」、未成年者の売春と売春斡(あっ)旋(せん)事件で20人を起訴した。客7人以外は少女とみられ、うち2人は14歳。少女らは中学や高校、専門学校など9校の生徒だった。

 売春は2009年末から始まり、幼なじみの3人がネットや電話で男性客を探し、相互に客を紹介する形で徐々に“参加者”を広げていった。紹介料は客1人当たり300元(約3600円)前後。ある少女は2010年初め、同級生の少女から連絡を受けてホテルに向かい、男性客から1400元(約1万7千円)を受け取り、紹介料として同級生に15%を支払った。

 検察官は新民晩報の取材に対し「少女らの家庭は貧しくない。享楽や小遣いのために積極的に売春し罪悪感もない。固定客が“サークル”を形成しており、日本の『援助交際』に似ている」と主張。さらに家庭や学校での道徳教育の欠如とともに「一部少女は日本や台湾などの腐敗文化の深刻な影響を受けていた」と述べ、原因の一端を日本文化に結びつけた。
 
広がる波紋
 中国の売春は従来、農村地帯の貧しい女性が収入のために身を売るという図式が一般的だったようで、中高生が小遣いのために性交渉をしていた今回の事案はさまざまな反応を呼んだ。

 中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)は11月9日、台湾での援助交際は、日本の影響だとする記事を掲載。原田真人監督が「コギャル」を題材にした1997年の映画「バウンス ko GALS」が上映されて以降、台湾でも援助交際が「蔓(まん)延(えん)」、少女売春の増加と低年齢化が問題になっていると指摘した。事例として、9歳の児童がネットゲーム用のカードほしさに16歳の少年とわいせつ行為に及んだ例を挙げた。

 11月7日には、重慶の地元紙、重慶日報(電子版)が「上海の中学生売春事件から見る日本文化の侵入」と題するジャーナリストの論評を掲載。援助交際を「海を越えてきた黄色の癌(がん)」「日本文化の中国侵略」と表現した上で、日中戦争以来、「日本人は中国を滅ぼす野心を捨てていない」などと日本を非難した。
 
本当の原因は?
 こうしたセンセーショナルな報道に加え、問題の背景に向き合おうとする試みもある。華僑向け通信社「中国新聞社」の週刊誌「中国新聞週刊」は11月18日発売号で、トップ記事で特集を展開した。

 同誌は、上海で摘発された少女のうち5人が、父母の離婚など家庭環境に問題があると指摘。専門学校生の少女は、両親が国有企業の職員で収入も安定していたが、自身の将来は「希望が持てない」と悲観していたとした。
 一方、2007年に援助交際を仲介するネット上に「17歳から7年間の売春で240万元(約3000万円)を稼いだ娘がいる」と羨(うらや)む自称中学生の投稿があったとも紹介。11月24日の人民日報(日本語電子版)は、2010年の都市部住民の可処分所得を年1万9千元(約22万8千円)としており、援助交際が貧富の格差を超える手段と認識されている実態を示唆した。

 また、同誌は、中国青年政治学院が行った研究結果も取り上げた。大学生へのアンケートで、72%が援助交際と売春は別のものだと認識しており、「人々が援助交際を容認する態度を反映している」と指摘。その上で、「援助交際は物欲の激しい経済発展地区で発生する」もので、「消費概念や経済状況、愛情や友情、性的観念(の乱れ)が直接の原因だ」と結論付けた。

 11月9日付の人民日報の記事は、最近の中国社会の拝金主義的な傾向を、ある女性の言葉を引用して嘆いている。「BMWの中で泣く方が、自転車に乗って笑うより良い。金持ちの愛人になる方が、貧乏人の正妻になるより良い」
 

 
都合の悪いことは全て他人や海外の所為・・・
国内の頽廃や腐敗も、全てが周辺国や先進諸国の悪しき習慣の影響下で発生したものであり、中華側には責任は無い?! 呆れてあんぐりと開いた口が塞がらず、腹式呼吸が促進されてオペラが上手く歌えて仕舞ふほどである。しかし、是が中華民族の本質なのだ。
事ある毎に「反日」だの「日貨排斥」の示威行為は発揚されるが、其の實は多くの人民は中央政府のかういつた扇動にウンザリしてゐる。人民はより現実的であり実利的であり、為政者に対しては基本的に不信感を以て接してゐる。
以前話題になった、パクりキャラの総本山である石景山遊楽園(国営!)*1や四川のニセ・ガンダムの顛末*2尖閣諸島海域に於ける領海侵犯事件の顛末ひとつ採ってみても、民族性が端的に表れてゐる。
しかし、此の強かさだけは、今の倭人が最も見習ふべきものであるのかもしれない。