南海の妙味


笑ひを交へ乍ら歴史の一場面に思ひを馳せる・・・
講談がとりわけ戦国時代を得意としてゐるわけでもないだらうが、此の伝統的な話術が人々に広く何かを伝へる為の技法として、極めて有効であることを確認出来た。
1本の演目に出てきた登場人物は大まかに数えてゐたが20人以上。落語ではないので各人物の声色を厳密に使ひ分ける必要は無いが、歴史上実在した人物と史実を巧みに操作し、脚色し、捏造し、聴衆を引きつけていく。個人的には「お菓子の城」が壺にはまりました。
今回は更に、歴史系研究者との対談を夾んだ部分が斬新で、此のNPOの潜在能力の一端を垣間見た次第。
暫定的結論はただ一つ
 
夫れ、講釈師と考古学者はもっともっと見てきたやうな嘘をつき、広く人民を魅了すべし!
 

講談終了後何気無く購入致しましたら案の定、「18番」をget致しました。
 
文化遺産カード公式ホームページ herica.net

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http://koyasan-daigaku.rgr.jp/koyasan.html
相変はらず猊下御来日の報道は一切御座ゐませんね。
今回法王猊下高野山での金剛界曼荼羅灌頂 -Vajradhatu Mandala Initiation- 終了後は、東北の被災地を御訪問なされるやうです。
南無阿吽