トルコ石の輝き

　
　

　
　

　
TOWER RECORDSで、ファイルーズの新譜を買った。
ファイルーズとはトルコ石てう意味だが、同時にレバノンを代表する国民的歌手の名前でもある。既に75歳の彼女の歌声は、年齢とはかけ離れた張りのあるものだが、其の深みと艶やかさ、艶めかしさと言ふ意味では年齢と経験の為せる技であることを強く感じる。
前作から実に8年ぶりの此の新譜は、レバノンでは昨年末の発売。全12曲の中にはジャズ有りバラード有り、シャンソンやボサ、アラブやバイヨンなど、バラエティーに富む。これらのアレンジと作曲の殆どは息子のジアード・ラハバーニーによるものらしい。
兎に角、アラブ歌謡の女神の新譜がこのやうに日本の片隅でも入手できることが、単純に嬉しい。
　
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