郷愁の欠片


 
 

 
 

 
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※好消息!

日時:2011年10月22日(土) 13:30〜16:30
場所 名古屋駅ルーセントタワー16F
企画・コーディネーター:岡安光彦
主催:NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク(考古学solution)
 
■….たくさんの「小さな王国」とその限界

高度成長期にいわゆる遺跡の記録保存が始まって以来、発掘調査は、調査員・(調査補助員)・作業員という単純で小さなヒエラルキー型の組織をその基本単位として進められてきました。大学の考古学実習の教官- 院生- 学生というピラミッド型モデルが、その歴史的祖形かもしれません。いずれにしても行政はもちろん、後発の民間企業もそのスタイルを無批判に踏襲しています。大手の発掘会社というのは、調査員を頂点とする小王国をたくさん抱えている会社です。
はたしてそうした単純なヒエラルキー型組織の集合体で、今日的な意味における「最高の発掘」ができるのか、それが今回のソリューションの問い立てです。
■….プロジェクト型の発掘

「最高の発掘」を実現しようとすれば、その遺跡の時代や性格、規模などの多様な条件に応じて、さまざまな分野のエキスパートを招集し、最適の
チームをその都度組織するのがベストでしょう。
従来の小王国型の組織をいくつ集めても、そうしたベストなチームは編成できません。そのための新しい仕組みが必要です。
とはいえ、行政が調査の度にそうした柔軟な組織を編成するのは困難です。融通無碍に連繋可能な民間企業やNPO の出番です。
■….変化のための絆の創発が狙い

発掘調査の対象に応じて複数の企業やNPO が柔軟に連携し最適なチームを編成する- そのための準備に着手しようというのが、今回のソリューションの狙いです。それぞれ独自のコア・コンピタンス(他社に真似できない核となる能力)を発信し、今後の連繋を模索します。変化の先頭にぜひ馳せ参じてください。
http://niwasato.net/solution.html