韜晦の美学と孤高の極北

今、やうやう、流れ始めた此の小さき流れを堰き止めることなく、途切れさせること無く、時には大なる平野を悠々と蛇行させ、時に伏流させ、また時には野火の如く沃野を広げて行きたい。
其の為には広く有志を集め、無数の知恵や技術を焦らず結集し、先づ此の地に堆積し刻まれ、たもの言はぬ歴史の断面を明らかにすることから開始するのが良い。
次に、産土に宿りし神々の姿に思ひを馳せ、いにしへの心を今に生きる我々の脳裏に蘇生させること。
そんな夢のある世界を、地上の片隅に現出させたいと望むこと。
 
いと高き志と夢を共有する者達に、幸多からむことを願ふばかり也。