超音波攻撃の傾向と対策


 
 

 
 
このブログをご覧になっているらしき見知らぬ方より、「茄子も作ってらっしゃるんですね。」てう謎のメッセージをいただく。
どの画像をご覧になってのお便りかは知らんが、我輩は茄子など作っておらぬので謎だ?
 
更に、久しぶりにアクセス解析を覗いてみると、「施餓鬼棚」に取って代はり「蝉の駆除方法」方面からおいでになる方が激増しており、中には「セミ・駆除・バルサン」の恐ろしき三位一体で検索してゐる輩もおられる。彼らは実際に庭でバルサンを焚いておられるのだらうか?
さう言ふ我輩も、其の気持ちはわからんでもないワケで、我がパナリガーデンの中央にはどかんと柿の木、投げ捨てた実から生えてきたと思はれる大きな棘のある柑橘系の木、ホームセンターの片隅に投げ捨てられてゐた苗木が成長した木蓮の木、そして、枯れかけた観葉植物だったユッカの木(50センチほどの鉢植えだったが、今や3m以上の巨木となり、先年には花も咲いた)などがあるが、木蓮と柿の木には尋常ならざる数の蝉がひっついており、其の様相はまさに「湧いて出た」かの如し。
これらが一斉に早朝から鳴き始めるわけだが、屋敷林や隣家の生け垣に生息する蝉とも呼応しあって、それはそれは恐ろしい超音波超共鳴となる。
其の様子はひょっとして、部屋の水屋の中にしまってある硝子の器が割れて仕舞ふのではないかしらと怪しむほどであるが、硝子類より先に脳細胞が破壊されてゐるやうで、だうしても目覚めて仕舞ふ。
五月蠅いからと言って縁側の硝子戸を閉めてしまふと、忽ち通風が悪くなり今度は暑さで目覚めて仕舞ふ。
もっとも、蝉の殺人共鳴超音波は分厚いサッシの硝子をも通過して容赦なく室内に届くので、閉め切っても無駄ではあるが。
斯くなる上はやはりバルサンか・・・
 
 

海亀の卵の保護施設(孵化までの揺籃)
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
 

深夜、お気に入りの切り子硝子にアイスキューブを盛り、シャルドネオンザロックを嗜む。