かなとこぐものゆめのはて

連日更新される当地方の最高気温は遂に40度にも達し、人類が平然と地上を闊歩できる状況に無いことを現してゐるはずなのだが・・・
 

 
 

 
 

大山の果てに雄大に立ち上がる積乱雲の爆発的な成長が成層圏に達し、優美に湾曲した最頂部の広がりを待って金床雲に成長。黄昏の黄金と赤味と桃色と紫色を絶妙に配合した光が西方より照射され、やがて夕闇に沈んでいく。
嗚呼、あの雲の下の夕立を、全身に浴びたい。
 
かなとこ雲 - Wikipedia
 
地球人方面より、大量の枇杷の種が届く。既に基本的乾燥が施されており、袋を開けたとたん杏仁に似た甘い香りが漂ふ。既に三年ものに熟成した古酒を用ひ、新たなる薬用酒を仕込むことにした。

 

晩餉、茗荷を添えた冷や奴で涼味を味わふ。

 
今宵も恐らく熱帯夜・・・