海上遙かに煙立つ見ゆ
真夜中と明け方に通り雨。
早朝より庭には無数の蚊虫湧き、ほんの数分散策するうちに十数カ所喰はれたりける。
それでも日中は曇り空から気紛れに青空の片鱗が見え隠れする天候を鑑み、電光石火で紫蘇 et 大葉を採集し、清涼飲料を作り仕上げる。
今回は紫蘇と大葉を用ふ
紫蘇は裏面こそ色鮮やかな紫色にて
大葉は瑞々しく茂り元気宜しい
両者ほぼ同量を準備
2.5リットルほどの湯で煮出す
初めは灰汁のやうな色が
クエン酸と林檎酢一匙を投入すれば忽ち色鮮やかに発色
今回は氷砂糖で甘味付け
此の鮮明なる色を見よ!
紫蘇のみで作ったものより薄い色だが、大葉由来成分で風味は強い。
そして船は行く
年に何回か、矢張り梅雨の期間が多いのだけど、南洋の湿気を飽和した南風が神の島に衝突すると、見よ恰もまうまうと煙立つ活火山の如く生きた雲を棚引かせ、灯明山の山頂や中腹までも覆ひ隠し、灯台までも五里霧中、み崎廻の荒磯に寄するまうまうばうばうと、靡け此の山、靡け神島。
- 作者: 斎藤茂吉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/11/20
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別地点から見た疑似火山状態の神島
↑是は先週の様相