人生の日 2010

「人生の日」の定義にはいくつかの主観的且つ感覚的な条件があるが、今天は今年初めての「人生の日」と認定された貴重な日だった。
良く晴れて湿度も低く、ほどよく風が吹いてしかもそれが薫風であり、暑過ぎず肌寒さもなく、夜明け後の刹那から黄昏後の逍遙まで心地良く、近隣の騒擾も天変地異の兆しも見られない日。
 

 
煩雑な工作活動とも無縁であり、ましてやくだらない小役人との接触も無く、ほどほどの食材と少々の菓子に恵まれ、異国から将来された珈琲が香り、冷蔵庫にはBoursinまたはクリームチーズKiri が貯蔵され、明日の米や麺麭に不自由しない日。
まあ後半の諸項目は半ば冗談だが、斯くの如き清々しき好日は事実年に数日しか無いものだ。
そんな日にこそ、海辺をのんびりと自転車で浮遊するわたくしでありたい。
 
このやうな素晴らしい「人生の日」に相応しいものと言へば、此の頃巷で流行るアップルマンゴーパフェに他ならず、既に発売されてゐる季節の風物詩ハロハロを差し置いての御購入と相成った次第。(by WAON
 

 
 


さて、我が「チェンラ組」の武闘派若頭筆頭株であるKTこと久野武志同士が、先般取材を敢行した南アフリカのフォトルポルタージュが、現在発売中の『SAPIO』に掲載された。
奇しくもW杯開催で沸騰しつつある南アのヨハネスブルクに長期潜伏し、撮影取材を行った結果のごく一部ではあるが、このやうなかたちで世に紹介されることは、チェンラ組世話役兼肝煎り兼最高顧問兼雑用係である我輩にとっても誠に嬉しいことだ。
レイアウトされてしまへばたった4頁の記事に過ぎないが、此処に秘められた闇の深さは尋常ではない。本屋書店などで接する機会あらば、是非一読されたい。
 

 
↓久野武志の南アに於ける作品は、此の website でも静謐なスライドショーとして鑑賞できる。
http://www.lightstalkers.org/galleries/slideshow/24592
↓彼のルポに関連する過去の記事
音無き画像の語るものとは - DAYS of The Day After Day