木耳の発生とゴトビキさまの出現 〜「それでも我輩は餅を喰ふ」の巻


木耳(ムーアル)=きくらげ
数年前には黒木耳も発生しました。ちなみにこの枝は一年前に伐採した柿の木。
 
 

いつものゴトビキさまであると思はれますが、去る満月の夜には近所の路上にも何匹も出現しておられました。
 
 
それにしてもなんですね、焼き餅は磯辺巻きに限りますね。

年中餅は喰ひたいタチでして・・・
 
 
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「民家で発見!3000年に1度しか咲かないという伝説の花」(ロケットニュース24(β))

3000年に1度しか咲かないと言われる伝説の花「優曇華うどんげ)」が、中国の民家に姿を現した。海外メディアが1日報じたもので、民家の近隣にある寺の僧侶が確認し、間違いないという結論が下された。

優曇華とは、仏教経典において3000年に一度花を開き、そのとき如来が現れるとされる伝説の植物。日本でも「めったにないもの」を例える用語として古くから使われており、『竹取物語』『源氏物語』といった古典文学や、夏目漱石の『虞美人草』などの近代文学にもその名が登場する。また、実在するクワ科のフサナリイチジクを指す場合、昆虫クサカゲロウの卵塊を指す場合もある。だが今回見つかったのは、霊験あらたかな伝説の植物だったそうだ。

江西省のある民家で優曇華が発見されたのは、先月27日のこと。正体を知らなかった民家の主人は不審に思い、長さ1ミリ程度の植物を虫メガネで観察。すると小さな花が見えたため写真を撮影し、近隣の寺へと届けた。その後、その寺の僧侶が民家を訪れて観察し、伝説の花だと特定した。驚くべきことに 27日の発見当初は2輪しか花をつけていなかったが、翌日には18輪に増えていたそうだ。

民家の主人は「初めは昆虫が生んだ卵だと思ったが、虫メガネで見てみると花の形をしていたので寺に届けた。3000年に1度しか咲かない花が、我が家で見つかるなんて信じられない」と喜びを語る。また優曇華だと確認した僧侶は「私だけではなく、3つの寺から僧侶を集めて確認した結果だ」と述べた。

photo:CNS
 
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さて、如何にも眉唾な此の報道だが、さまざまな疑念が湧き上がる。信じられない!てう科白は、我輩が発すべきものである。
偉大的中華文明は新石器時代から長めに見積もっても5500年の歴史があると思ふが、伝説を信じる限り前回此の花が咲いたのは青銅器時代後期のこと。
大陸東北部では夏家店下層から上層文化への過渡期であり、山東半島では斉魯文化が、江南では呉越文化が、内陸では巴蜀文化期のことだ。今回の発見は「江西省のある民家」とのことだが、南昌と九江では分化傾向が違ふので一概に言へないが、おおむね楚文化圏と考へてよいだらう。
てうことは、天地開闢以来、今回が2度目の開花?
それと、いくら仏教経典に此の花のことが描写されてゐても、「三人寄れば文殊の知恵」「五人囃子の笛太鼓」「七福神は宝船」とは言ふものの、近隣の三つの寺から参集した僧侶たちが優曇華の鑑定能力を有してゐたものかだうか極めて疑はしい。
今回は珍しく、件のものの画像が発表されてゐるが、だう見ても黴か粘菌の一種にしか見えないではないか。
とまれ、時を同じくして我がパナリガーデンでは、二千年に一度しか発生しないてう仏頂曼荼羅木耳の発生が確認されたので、成長の過程を観察しつつも、随時採取して喰って仕舞ふことにしやう。
猶、此の仏頂曼荼羅木耳の鑑定に際し、近隣寺院の僧侶の知恵は拝借していないのであしからず。