50年目の臨界への経過観測


不気味な雲が音もなく現れみるみる積み重なり
 

気が付けば招待所隣の小さな田んぼでは、いつのまにか稲が刈り取られてゐたし
 

工作現場に隣接する竹林は、ただただ静かに頂部を垂れて雨を受け、揃って佇んでゐたのだが・・・
 
 
 
 
窓硝子の××は耐震補強に非ず。
強風で割れた場合の飛散防止用。
 
 
現在午後9時59分、外は豪雨
プレハブに打ち付ける雨音が激し過ぎて、ラヂヲの音もよく聞こえませんし、先ほどからネットの速度もうんと落ちた。
今夜は工作現場の仮設事務所で一人宿直。
今回の台風が大地震を誘発しなければいいのだが・・・
  
 

現在午後11時06分、豪雨の勢ひに変化無し 時折つむじ風が来て大きな雨粒を巻き上げはじめる
 
 
 
 
現在午前1時16分、雨は先ほどから小康状態だが、風による雨粒のムラが音でわかる。
気象レーダーを見ると、まだまだ赤や黄色の暴雨の塊が南方から無限に北上してきてゐる様子。
 

現在午前2時13分、雨は霧雨と飛沫。
現場周囲に存在する竹林が激しく撓み、ざわめき始める。
現場を取り囲むフェンスのトタン板も鳴り始め、いよいよ台風の本体が接近しつつあることを実感。
 

現在午前2時44分、小雨が降り始め、強風によりプレハブが小さく軋む。
夜空の彼方に大量の灰色雲の壁が立ちはだかってゐる様子。
 
 
 
 

現在午前3時04分
仮眠します
(-_-)zzz