咲き誇り、冴へ移る


秋の到来とともに
何もかもが冴へ渡ってくる
遠近法の敷衍
音感の再配分
感触の醍醐味
とりわけ言の葉
空の景色もまた然り
そして予兆と示唆に満ちた旅は続く
それにしても
「冤罪の危機にさらされて、縄文人の怒りに触れる」 とは
 
はたまた
「彷彿する汽車の車輪に雌鳥を押し込める」 とは
 
何がどのやうに作用して此の言の葉の冴へを生み出したのか
矢張り鳥類に因る監視強化の影響か
地軸のぶれがもたらした原点移動の現れなのか
確実に世界の中心はシフトを余儀なくされてゐるやうだ
 

  
   
<出典> http://ameblo.jp/titan-no8/entry-10338814053.html by tai-i-ichi