行水天下炎天下

ここ数日は盛大に庭で行水。
勿論全裸であるが、それがだうした。
夏だもの。
   

   
取り敢へずヱヴァ。。。*1   
碇シンジ、14歳。所謂「中坊」ってことなのだね。
頼りなさと一途さが錯綜し、人間としてアンバランスな年頃のゆらぎがよく表現されてゐる。最終的にはカッコイイ。
綾波レイ、不自然なまでの無表情。シトとの融合に飲み込まれ・・・
ヱヴァ進化のプロセスを促進するものは、怒り、覚醒、それとも愛?
地球、幼年期の終わり、そして新たなパラダイムシフトがもたらす結果は・・・
まうホントに、此の種の世界観は此の地球上で恐らく、日本人しか創造しえないものなのだろうな。*2
単純な二元対立でもなく、ましてや一神教でもなく、善と悪だけでは割り切れない世界。
肉体と精神と感情と機械の融合。
アニミズム多神教、曖昧な終末感、少年と大人・・・
それでゐて、各キャラクターはカラダの各パーツが限りなくデフォルメされた典型的なアニメキャラ。
サブカルチャーとメインストリームの逆転。*3
日本人はね、きっとかういふ役割を担った人種なんだよ。
但し、爆破の閃光が十字架形に屹立するのは何度見てもイヤだな。記号学的確信犯みたいで、気に入らない。
それと「翼をください」、ちょっとキレイで希薄過ぎて、あの場面では残念。
   

   
   
深夜、ゴトビキさまもまたまた御出現。今年はお出まし多いね。

*1:もちろんヱヴァヲタではないし、リバイバルの時の世界観をちょこっと覗いただけなので、マニアックなことはよくわからんのだが・・・

*2:改めて比べるまでもないが、多少類似する近未来もしくはパラレルワールドを描く攻殻機動隊シリーズの劇場版第2作「イノセンス」の画面密度を知る者にとってみれば、本作の作画は「クレヨンしんちゃん」並・・・と言っては失礼かしらむ。

*3:既に文化的主流と伏流の逆転現象は其のシフトが開始されてゐて、麻生氏提案の所謂国営満喫の設立提案が象徴的に物語ってゐる。