例年並とかさうでもないとか曖昧とかワケわからんとかなんとか


  
  
雨無き梅雨入り。
かういふ入り方もあるのだね。
曇り空、灰色の濃淡をそこはかとなく眺め乍ら、嗚呼、この様子では梅雨に入ったやうな入ってゐないやうな曖昧な天気ではあるものの、思ふに梅雨に入ったと思はれるやうな気もするがさうでないやうでもあるものの、世間の人が梅雨に入ったと言ふならば恐らく梅雨に入ったのではないだらうかと思はれるやうな気がするのも確かなことだ。
 

梔に紫陽花、そして百足・・・これだけ揃へば立派な梅雨
  

まだ青き蒲の出穂