エコエゴ

オニユリの蕾、点灯!

人間様はとても自分勝手なもので、大抵の人は刹那的な感情に左右され乍ら生きてゐるものだ。
サミット関係の報道には殆ど興味は無いが、それにしても首脳会談を拒否した猿居士様はなかなかの度胸だね。福田ホイホイと会談しても実質的なメリット無しと読まれたのだらうが、実際に拒否するかだうかは本人の意志次第だらう。
一方大阪道頓堀では「大阪名物くひだおれ」食堂が閉店てうことで、大勢の人々が押しかける様子が報道されてゐた。大半の人々の目当ては看板人形「くいだおれ太郎」と弟の「次郎」か名物女将なのだらうが、インタビューシーンでは「閉店が残念でならない」だの「もっと営業を続けて欲しい」だの御意見イロイロ。それではそんな人たちが実際に食堂に通って売り上げに貢献したかと言へば、せいぜい店頭で写真を撮っただけだらう。
今天は珍しく昼下がりにTVなど眺めてゐたら、JRのCMがちょっと気になった。曰く、「新幹線は他の輸送機関と比べて、エネルギー効率が高い乗り物です」だの「地球温暖化防止のために、できること。東海道新幹線二酸化炭素排出量は、航空機の約十分の一」だの。
新幹線を出張に利用することを「Eco出張」と言ふさうなげなが、「エコ」と言ふ大義名分があれば経済的な負担など関係無いのでせうか?
二酸化炭素温室効果は理論的には存在するやうだし、地球規模で進行中の温暖化の主要な原因となってゐるらしい。そんな大局を話し合ふ為に、各国首脳がこぞって成層圏に直接大量の二酸化炭素を打ち込む飛行機を駆って我が邦にオフ会をしにやってくるてうのも皮肉なものだが、要するにいまどきは先進国の人民こぞって「自宅蟄居」してゐることがいちばん「エコ」であるに相違ない。
此の地方には「だだくさ」と言ふコトバが有るが、辞書を繙くと「近世語。雑然として整理のゆきとどかないさま。ぞんざい。」とある。実際の用法はちょこっと辞書とは違ってゐて、「勿体ない」と裏腹で使はれることが多く「無闇矢鱈に」とか「無駄に」てう意味合ひが強い。「○○をだだくさに使ふではない」だの、我輩の御幼少時には年長者からの戒めでよく用ひられたものだ。
「エコ」などと言ふわかったやうなわからんやうなカタカナコトバを使ふ前に、伝統的な躾言葉に中から新たな価値観を見出していった方が、何倍も「エコ」なのかもしれない。
(-_-)
                       
                          
                         
さて、ユーロ=アジア世界芸術文明交流研究会のメールマガジンとして配信した情報を、ここに再掲。
                       
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ユーロ=アジア世界芸術文明交流研究会の皆様。
先日の幻灯会「アイルランドの地理と風水 〜女王メーヴの墓〜」の内容(第三部特別編 STONEHENGE )に関連した番組が、今 週末に放送されるようです。
TBS系の「世界ふしぎ発見」ですが、内容に関しては『巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く』という著作を出版されている山田英春氏のブログであるはてなダイアリー「Lithosの日記」7/7に紹介がありましたので、御本人の許可を得 て、以下に引用させていただきます。

「今週土曜の、テレビ番組「日立世界ふしぎ発見!」はイギリスの巨石文化特集です。
ストーンヘンジの紹介から始まって、スコットランドの巨石に関する、「19年に一度の月の周期に合わせた石の配置説」を紹介されるようです。スコットランドには、南側に横倒しにした石を配置する独特な形式のストーンサークルが多く作られましたが、この横石の位置が、19年に一度、月が最も南よりの空を低く地平線のすぐ上を移動していく時に、「月を迎える」ための祭壇のようなものだったのではないか、という説です。
アウター・ヘブリデスのルイス島に残るカラニッシュのストーンサークルも取材され、地元の研究者による斬新な説も紹介されると のことでした。
遺跡と月の周期の関連についてはこのブログでも、以前細かい解説を載せました。
http://d.hatena.ne.jp/lithos/20070206
番組には拙著からも説明図を提供いたしました。どんな内容になるか楽しみです。
ナショナルジオグラフィック」でも、6月号でストーンヘンジ特集をしていましたし、ちょっとした巨石ブームに、ならないかしら...。」
              
Lithos Graphics Web Log : http://d.hatena.ne.jp/lithos/
         
なお、氏は巨石遺跡を中心とした高精細な画像を以下の別サイトで公開されておられます。極めて芸術性が高く、各遺跡を包み込む空気までもが撮し込まれており、一見する価値の有るサイトですので、皆様も是非御訪問ください。
Lithos Graphics : http://www.lithos-graphics.com/

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我輩も是非見ておきたいと思ふ次第にて候。
                
ところでライアル・ワトソン氏も先月お隠れになられてゐたのですね。
                        
ロスト・クレイドル―ライアル・ワトソン対論集 シークレット・ライフ―物たちの秘められた生活 (ちくま文庫) 生命潮流―来たるべきものの予感 水の惑星―地球と水の精霊たちへの讃歌
                
                 
                       
                  
ブルー・ブック・プロジェクトとは
                          
ブルー・ブック・プロジェクトは、チベット亡命政府を通して亡命チベット人社会を資金面で支援するプロジェクトです。

このプロジェクトの参加者には、ブルー・ブックと呼ばれる手帳を一冊お渡しします。

ご寄付のたびに、金額に応じたスタンプシールを発行いたしますので、ご自分のブルー・ブックに日付を添えて貼り付けてください。

ブルー・ブックに、あなたのチベット支援の履歴が刻まれていきます。

また、ブルー・ブックを持つことは、チベットを応援しているあかしにもなります。

ブルー・ブック・プロジェクトは、チベット亡命政府の正式なプロジェクトであり、日本ではチベットハウス(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)が窓口となります。

ブルー・ブックへのご寄付は、亡命チベット人社会の支援活動に使われます。

クローバーチベット文化の保護
クローバー子供の教育
クローバー民主主義の推進
クローバー数千数万のチベット難民への支援

ブルー・ブックによる寄付の方法

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※氏名には、必ずフリガナをつけてください。


郵便振替口座:  郵便振替口座  00160‐8‐566457 ダライ・ラマ法王日本代表部
 

※初回のご寄付の方には、ブルー・ブックとスタンプシールをお送りします。
 2回目以降からはスタンプシールをお送りします。


詳しくは、「ダライラマ法王日本代表部事務局」
http://www.tibethouse.jp/japan_office/bluebook.html