無間

雨粒大粒水滴雨滴

知天之所爲、知人之所爲者、至矣。
               
知天之所爲者、天而生也。
                 
知人之所爲者、以其知之所知、以養其知之所不知。
                   
終其天年、而不中道夭者、是知之盛也。
                     
修理に出してゐたデジタルカメラが、 RICHO から帰ってきた。
宅急便でのやりとりで、要した日数は1週間。症状は「充電しても電源が入らない。単三電池でも全く起動しない」であったが、診断の結果は「カメラ電池BOXの故障」だったやうだ。修理内容は「カメラ電池BOX分解調整」「光学レンズユニット」「フロントガラス」「フロントガラス遮光板交換」「機能テスト実施」で、技術料6600円+部品代1100円+消費税385円=8085円也。(往復送料込み)
誠に納得のいく対応と内容で、早速の撮影テストにも合格致しまして候。
今まで数台のデジタルカメラを使ってきたが、画像の発色や精細さが好きで FUJIFILM の製品が多かった。( FinePix のS7000 など3台) 世間の皆様が尋常的に使用される環境以外にも、過酷な発掘現場だの過激な中国大陸での使用比率の方が高く、購入後2年を待たずに修理に出すことしばしばであった。
其の都度の修理代金はかなりのもので、一度など見積もりが2万円以上になって仕舞ひ、修理を諦めたほどだ。
そもそも精密脆弱なデジタルカメラを、発掘現場だの中国に持って行くこと自体が無謀な行為であったのだが、今では防塵防水耐震機能を備へた製品もいろいろ工夫されており、それらを使用する場合に限っては以前ほど気を遣はなくてもよくなったワケだ。
(-_-)
               
さてさて、今回の雨もこの頃の傾向を顕現し、降れば大雨。一時は台風並みの暴風雨になって、いったい何がだう狂ってしまつたのかと呆然とする時間もあったが、長年の懸案である雨漏りはまんだ完治しておらず、台所を中心に巡検。2カ所の小規模雨漏りを特定し、重点的にバケツを配置せる。
(-_-)
               
                   
                  
以下は先日の名古屋での示威に関する記事。其の理性的な行動がかなり評価されており、我輩の友人二名様も旗振り隊として参加した模様。「名古屋タイムズ」なるローカル新聞に紹介された記事だが、デモに至るプロセスが分かり易く纏められてゐる。
               
ネットから大きなうねり《名古屋のフリーチベットデモ》
「中国政府によるチベット弾圧に抗議するデモ行進」が19日に名古屋市中区で行われた。インターネットで声が上がり約500人が集まり、学生からOL、クリスチャン、仏教僧などさまざまな職業・世代のスタッフと一般参加者が「チベットに自由を」と訴えた。これまでとは一味違うデモの形を追った―。(広)
■国境なき祈り500人
発端はインターネットだった。巨大掲示板2ちゃんねる」やネットサービス「mixi」でチベット弾圧への強い思いを抱いた初期スタッフ5人が3月末に集合。代表を務める豊田市の自営業林英樹さん(34)を中心に、関西でのデモに一般参加したメンバーの意見やネットでの助言で打ち合わせを進めた。
しかしデモまでの道のりは順調とはいえなかった。4月初旬にチベット人を含む十数人で集まった際、スタッフが「こういう表現はやめよう」と差別語や不快用語への注意を促すチラシを配布。するとチラシに対して「デモをよく知る市民」らが極度に反応。その場にいたチベット人に「こんなのを配る怖い人たちに頼める?」と説き始めた。スタッフは誤解を解こうと説得するが「デモをよく知る市民」らとは最後まで意見が合わずに分裂。口論の中で相手が放った「この素人が―」の言葉が、いつまでもスタッフの耳に残った。
一方、様子を見ていたチベット人がおびえ始める。必死に事情を説明すると「ネットに対する不信感はあるが、今はあなたたちを信じる」と理解を得ることができた。林さんは「救われた気持ちでしたね」と振り返る。
団結力が増し、デモに向けて急いで準備を進める。器物破損に対する保険はスタッフで参加していた専門家に一任、子ども連れやチベット人らの班分けも話し合った。中でもスタッフが頭を抱えたのが警察への届け出だった。
林さんらは管轄の中署へ熱心に相談。「何かあった場合に1人が抑えられるのは10人が限度」(中署)とアドバイスをもらい、スタッフ数から最大約650人の規模を設定。やり取りはネットを通してほぼ公開。デモに参加した1人は「まるで警察がデモの仕方を教えているようだった」と笑顔で語る。中署は「手続きをしっかりして事故やけがの防止に努める体制は必須」と言い未経験者らによるデモの混乱を危ぶみ、スタッフ統制の重要さを語る。
 ネットでの召集は悪質な行為も予想される。署名やアンケートを募って個人情報を集めたり募金を行って私益とするケースが考えられるからだ。「最初に署名も募金もなし、すべてをオープンでいくことを表明した」と林さん。結果としてこの姿勢が大きな賛同を呼ぶ。ある日、4月初旬に分裂した最初期メンバーの1人が「純粋な気持ちで参加したい」と申し出。十分に話し合い、和解して共にデモへ臨んだ。
■「声上げるだけ」
当日は晴天に恵まれ、約500人が参加。名古屋市内を2キロにわたって声を上げ、事故やけが人もなく安全に終わることができた。「規制が多くてがんじがらめのデモ」とネット上での批判もあったが、代表補佐の学生(20)は「逆にシンプルで分かりやすくなったのが良かった」と話す。
またネット発のデモならではの問題も。スタッフでさえ当日まで集客力を把握できなかった。中署は「実際現場に行くまで分からない部分はあった」と神経質になっていたことを明かす。
デモ直後は自然に掛け声が上がるほどの熱気。女性スタッフは「わたしたちは声を上げるしか分からなかった。それを一生懸命やっただけ」と感慨深く話す。雑多なネットの世界から始まった一つの思いは、大きなうねりへつながっていく。(2008年4月23日更新)
                   

【写真説明】ネットを通じた声が大きなうねりとなったデモ行進(19日、名古屋市中区)

             
            
愈々灯火は我が邦へ。
善光寺周辺は有志と共に、魑魅魍魎策謀知略入り乱れて正に末法の混沌が出現するのではないだらうか。
(-_-)