音故知新

こっちは37年も前の遺物(遺構?)

MJQの DJANGO などを改めて聴いてゐるのだが、日課のやうに聴いてゐたのは高校か大学の頃だから、かれこれ30年近く前のことだ。
此のアルバム自体が1956年の発売だが、我輩が聴いてゐた頃既にマスターピースになってゐたのだから、確かな名盤と言っても良いだらう。「室内楽的ジャズ」と形容されるコンボバンドの代表作でもあるが、何度も「原曲はバッハかしらむ?」と思はせる遁走曲的展開が随所に鏤められてゐて、心地良く奥深い。初夏の感傷的な黄昏時に相応しいアルバムだ。
          
ジャンゴ
        
その頃、ジャズは今よりもっと身近な環境に常に有って、最新のモダンジャズも含めて有名無名の曲を空気のやうに聴いてゐたものだ。The Dave Brubeck Quartet の Take Five も、Perez Prado の Mambo No,5 も、マイルス・ディビスもチェット・ベイカーも、クリフォード・ブラウンセロニアス・モンクも、レッド・ガーランドも、勿論ヘレン・メリルビル・エヴァンスだって・・・
昨天はCD屋の店頭で「クルセイダーズ」のアルバム探してみたりと、さう言へばあの頃レコード盤で聴いてゐたアルバムの多くは、CDで出てゐるのだらうが、なかなか遭遇する機会は少ないものだ。
ところで(その1)made in Japan 的 Sadistics のアルバムはCD化されてへんのんですか?見た事ないけど。。。
         
Sadistics  WE ARE JUST TAKING OFF
               

ところで(その2)、ケロロ軍曹の魅力はイロイロ有るが、我輩の場合話の展開の不可解理不尽さが好きなのですから、放っておいてくださいまし。
(−_−)!
        
天安門事件記念日