百目辛夷の梢には鳥類が常駐し 偉人の行動を常に監視してゐる 未だ冬の如きうねり高き岬の果て 灰色雲の隙間から無数の光条が降り注ぎ 海水を黄金色の液体に変容せしめる 日暮れても猶天空に月の姿無く 闇夜に偉人は満月を想ひ月餅を喰ふ
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