2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

音に聞け

祭り囃子と雑踏を求め、いにしへの街道筋へ。 引きも切らぬ人通りの間に間に、山車の近付く気配。酒や雰囲気に酔った若者達の醸し出す、過剰に浮かれたハレの気分を、肝煎りや旦那衆が締めて歩く仕組みなのだ。 さほど広くない往還の両側に並んだ屋台の果て…

歳時記風情

「風林火山」はなぜか、土曜の再放送で見る場合が多いが、そんなことはだうでも宜しい。日曜のその時間に何処で何をしてゐるのかてうことは、いらんことである。 先週分の話。由布姫と三条夫人との甘酒を介したやりとりは息詰るものがあったが、武田への恨み…

月亮の 目にも泪の 円舞曲

今宵満月七つと八つ 麦秋穂浪のさんざめき (−_−) 知らないうちに「芸術劇場」が金曜日に移動してゐて、テレビを点けたとたんにマルタ・アルゲリッチの姿。白髪増ゑて、魔女的風貌に。彼女の弾くバルトークのピアノ協奏曲第3番を、久しぶりに聴く。指揮はビ…