大気の不安定さは雲の動きを見てゐればわかるし、人心の不安定さは社会に漂ふ「大気」を皮膚感覚で捉へてゐればわかる。 地上を覆ふ淀んだ空気を呼吸せねばならないのは辛いことだが、秀でた人格や叡智と接触することによって、地上に居乍ら成層圏まで突き抜…

こちらは博多の hiron@FreeTibet さん撮影の画像（福岡警固公園） 博多は今、山笠の最中ですね

生温く淀んだ空気の支配する夜明け。 西の山にはもやもやと、相変はらず海洋の彼方から水蒸気が押し寄せて、雲のやうな靄のやうな、霧のやうな煙幕のやうな、灰白色の塊が頂付近に渦巻いてゐた。 このところ続けてゐる屋敷林の暫定的な剪定や、家庭菜園の手…

ユーロ＝アジア世界芸術文明交流研究会の皆様。 先日は台東区日本堤のカフェ・バッハを会場に、幻灯会「アイルランドの地理と風水 〜女王メーヴの墓〜」を開催していただきました。 わたくしの不注意により想定外の機械的なトラブルもありましたが、鶴岡先生…

一見無秩序に見ゑる世の中や出来事も、其の実は不可視な秩序や摂理が貫通してゐるのだらう。 梅雨もいつのまにか、気紛れに方々に雨をぶちまけて、水蒸気の尻尾を残して何処かに逃げ去って仕舞ったかのやうだ。 ただでさへ正気を喪失させる南洋の熱気に、此…

水無月新月曇り空。 半夏生ずるの頃を迎へ、蒸し暑く、草木深く繁茂を開始し、森に瘴気満ちて、人心にも黴気の及ぶほど。都会の路上の息苦しさは推して知るべし。此処鄙の地の海辺の心地よさは、さすがに少しく薄れがちなる今天の気象。 (-_-) 引き続き『黄…

ほどよく晴れて、梅雨の気配無し。 今頃ぐったりと江戸の疲れが本格的に出て、今天は昼近くまで蚊帳から出ず。縁側から容赦なく入り来たる陽光に梅雨の気配の無く、見上げれば空も青く、さて雨雲は何処へ行つた？ 昼食のやうな朝食をむしやむしやと喰つたの…

梅雨の最中のたった四五日の放置だったが、キュウリを巨大化させるには十分な時間だ。 狭い畑地にはミニトマトも枝豆も、何もかもが渾然一体となって繁茂しはじめてゐるため、早急に分離手術を行ふ必要があるのだが、今天は無防備のまま接近を試みたものの大…