2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

道程様々

予報通りの暖かな朝で、ふらりと庭に出ても首を竦める必要は無い。これは嬉しいことだ。 ところでまんだやってゐるのですね、年度末の道路工事。 国道沿ひの歩道整備工事が2カ所、現場までの途中にあるのだが、そのいずれも50mくらいしかなく、前後は家の敷…

大念仏合戦

明け方まで時折雨。 期待した以上の雨量ではないやうだが、それでも我々が現場の地面にひよひよと撒く如雨露の水よりも何百倍も効果的に大地に浸透していく。今週は相当気温が上がりさうだから、折角降ったこの水分を、せめて掘削予定範囲だけでも保ちたいも…

螺旋連鎖

新月の姿を西方の空の彼方の低みに見つけ、小林公明氏が井戸尻考古館の窓辺から地道に行った月の軌跡の観察ノートのことを連想した。 八ヶ岳山麓で縄文中期に殷賑を極める図像に満ちた縄文土器の不可思議な世界。それはまるで、列島本州の縄文の精神文化世界…

湧出

暖かくなるてう予報を信じて、ここ数日にしては薄着で現場に出掛けてみれば、天気晴朗なれども風強く、しかも終日吹いてゐたワケで、なかなかヤッケは手放せません。それでも気温は13度以上あったのですね、現場での体感気温は10度くらいでしたが・・・ (–_–…

テダぬ鞠、満開抄

太陽の如く、銀河系に浮かぶ恒星の如く、自ら光を発し芳香を発し、鳥を呼び、人を和ませ、風にそよぎ、春を孕む。 三椏の、睦月晦日の、今将に満開にしてたゆたふさまは艶やかに華やかに、此の青空に映ゑ天まで香る。 テダぬ鞠よ。 (−_−) さて、集石土坑X10…

脈絡の行方

メリケン国の大統領選挙、民主党のバラク・フセイン・オバマ候補の大躍進に関連して?、我が邦の福井県小浜市と長崎県小浜温泉での異常な盛り上がりはなんだらう。 昨夜見たニュースでは、何やらまったくワケのワカラヌ状況になってゐたが、新聞報道でもその…

惑星タトゥイーンの集石土坑

今天的天気晴朗ナレドモ終日風強ク、崖っぷちの集石土坑(暫定的呼称)を鋭意発掘する崖っぷちの我が身には絶ゑ間なく、遠くのユンボが巻き上げる砂粒が吹き付ける。 其の余りの激しさに、フード付きのヤッケ着用は勿論のこと、頭部にはいつものやうに白いタ…

浅蜊の旨き頃

集石土坑、被熱礫充填土坑、礫てんこ盛り土坑? 此の遺構を何と呼べばよいのか、なかなか悩むところだ。 集石炉の一種として、石蒸し焼き調理の場であったとすれば、どのやうに使用したのか? 50cm以上の深さはどのやうに機能したのか? 何故土坑全体に礫を…

おこしもの ‚¨‚±‚µ‚à‚̂̍ì‚è•û

うちにも大小さまざまな木型があって、例へば桃だったり鯛だったり扇だったり打ち出の小槌だったりと、素朴な縁起物の意匠が多かったと記憶してゐるが、赤や黄や緑の色粉で着色した様子が如何にも春の風情を表してゐるやうで、懐かしく思ひ出される。醤油や…

黄福黄禍そして黄昏

砂塵暴の季節がやってきて、今後は花粉との鬩ぎ合ひ。(–_–;) 今天、午前中の日差しは柔らかで、気が付くと三椏の花にはいつのまにか無数のミツバチが来てゐた。隣の黄水仙も満開だし、去年のこぼれ種から発芽した菜の花も開花。梅の花の紅白を除けば、光の春…

独逸パンの旨さと縄文早期居住空間の謎

先日或るヴィオラ奏者から頂戴した独逸パン、薄く切ってトースターで十二分に焙り、たっぷりのマーガリンを溶かし塗ってから*1ジャムだのコンポートだのをてんこ盛りに乗せて、更にヨーグルトの一匙をトッピングして丸囓りするのだが、フランスパンや我が邦…

天変頻々春風駘蕩

さても、穏やかなる天気を望めども、叶はず。 このごろの激しき天候の変化は常なる冬の安定とはほど遠く、かといって春の嵐のにしてはその頻度が余りにも高き故、これもまたひとつの異常とは思へども、この先数十年後の常なる有り様かと思ふにつけ、憐憫の情…