2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

帰宅活動

何故か朝5時に目覚める。ぎうにう不足が原因か? (−_−)? 「保済丸」は広東の名薬だ。其の効能は公汎にして様々であり、常備薬として心強い存在だ。携帯にも便利な為、大陸では見かけたら必ず購入して持ち歩いてゐる。先年の西藏でも、何度も御世話になり…

爛漫

6時半、起床。 布団の中で少し朦朧として、足で毛布蹴ってみたり、意味なくテレビのチャンネルを変へてみたりするうちに大変なことを思ひ出した。さう、ぎうにうが無い! 牛の乳中毒症である我輩にとって、ぎうにうを切らす事は即ち死をも意味しかねないの…

清浄明潔の頃

清明時節。 文字通りに青空晴れて、桜花晴天に映ゆ。 朝のさやけさは、まだぴりりと肌伝ふひんやりとして透明な空気の束よ。 今天の、激しき肉体労働で発生した汗も、からりと乾ゐた風の御蔭で直ちに引ゐて、寧ろ心地良し。 いと青き、高き空を飛ぶ飛行機の…

無分別

招待所の所属する地方自治体では、ゴミを何種類にも分別せねばならない。 初めはいちいち指南書を見乍らの分別で、記載の曖昧さやわかりにくさなどから路上に放擲してしまわうと思ったりしたが、激しい修行の結果分別にも徐々に慣れ、今ではやっと難なくこな…

音楽は空気

昨天の北京の青空が、今天列島にやうやう届く。 但し、風は強く空気も冷たく、生温く暑いほどの陽気に慣れきった人民の肌を刺し、首筋を浚ふ。黄砂の曇り硝子が殆ど取り払はれた十六夜月は、更に冷ゑ始めた夜の冷気の彼方で耿耿と光り輝く。土手に咲く満開近…

砂塵名月

満月が出てゐた。 今宵の満月は、夜になっても収まらぬ黄砂の嵐の靄の彼方に、雲とも砂嵐ともつかぬ何物かの濃淡に隠れつゐ出つ。時折縞状に棚引く夜空の背景から出入りするその様子は、恰も月が木星に変容したかの如し。遠景は言ふに及ばず、川の対岸のすぐ…

大砂塵暴の東の果ての

昨天下午、中国新彊西部の沙漠で発生した砂塵暴の規模は今世紀最大級であり、既に庫車や阿克蘇などの都市機能を壊滅的に追ひ込みつつ東進。ほぼ同時に内蒙古の阿拉善厄魯特旗は阿拉善右旗周辺から発生した砂塵暴別派と合体し、更に錫林郭勒盟あたりの北方か…